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| あなたに合った食べ方 |
バランスのよい食生活といってもすべての人に一律ではありません。
仕事内容や年齢などの生活パターン、
暮らす土地によっての気候の違いで食べ方もちがってきます。
たとえば、動物性脂肪や動物性タンパク質は、日本ではとりすぎがいわれています。
湿度の高い日本では、肉の脂身をとりすぎると皮膚に雑菌を繁殖させ、
コレステロールのとりすぎは生活習慣病へとつながります。
これらのとりすぎによって白血球の顆粒球が増え、リンパ球が減って免疫力が低下し、
生命活動を脅かす結果となりますのでひかえる必要があります。
一方で、モンゴルやロシアなど乾燥した地域の人たちは、からだや皮膚を守るために肉類などの動物性脂肪や動物性タンパク質が必須で、これらを十分にとらないとむしろ免疫力が低下しますので、地域によってはまったく逆ということになります。
これと同様のことは国内でもいえ、
漬物ですと、北の地方と南の地方では塩分量が違います。
南の地方は塩辛さを追求していませんが、北の地方の漬物は昔から塩辛いのが定番です。
塩分のとりすぎは交感神経緊張に傾き高血圧に影響を及ぼしますが、寒さをしのぐためには塩分での交感神経緊張が必要で、土地ごとに塩分の制限量は異なることになります。
免疫力を高めて健康を望むなら、暮らす土地や年齢、日々の活動量、現在のストレスの違いで自分にいま必要な食べ方を考えていくことが大切といえます。
では、バランスのよい自分に合った食べ方とはどんな食べ方でしょうか。
このことは、現在の自分の体調を知ることが、その答えとなります。
たとえば、自分がストレスに弱いと感じている、年齢的な衰えを感じている、
血液がドロドロなのかサラサラなのかが気になるなどです。
これらの体調不良や気になることは、治癒反応として起きているからだのサインといわれますので、これをフォローすることが免疫力の向上につながっていきます。
つまりストレスに弱いと感じている方であれば、
ストレスに強くなるために役立つ食べ方が、免疫向上に貢献する食べ方といえます。
ストレスに負けない食生活
病気の8割はストレスから始まるといわれますが、これはストレスが免疫の大敵だからです。
心配ごとや不安、過重労働といったストレスは、
自律神経の交感神経を緊張させて白血球のリンパ球を減らします。
その結果、
・活性酸素が増えて粘膜などの組織破壊が起きる
・血流障害が起きる
・リンパ球減少による排泄・分泌機能の低下が起きる
これらは、免疫力を低下させて病気を引きおこす際に必ず起きる身体現象になります。
とりわけストレスに弱い人は、男性では胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、女性では自律神経タイプの失調症、更年期障害、潰瘍性大腸炎、パニック障害などストレス性の病気や症状を発症します。
心配ごとや過労だけでなく、季節の変わり目や気温の変化などもストレスにかかわります。
季節の変わり目に体調をくずす人が多いのは、季節の変わり目に起きる気圧の変動がストレスになって、自律神経のバランスがくずれるからだといいます。
また、いつも無理をしている人や長く悩みごとを抱えている人は、
雨降りの日に沈んだ気分になり、頭痛や肩こりが重くなります。
これらはすべて、
自律神経がバランスをくずして副交感神経が過剰反応して起きる症状だといわれます。
日頃からストレスに弱いことを自覚している人は、食事や生活リズムの改善などで自律神経を安定させていけば、これらの不調も未然に防ぐことができます。
穀物や薬味で自律神経を安定させる
ストレスに負けないためには、まず悩みや不安などご自身のストレスの内容を把握した上で、生き方や生活を見直すことになります。
食生活では自律神経が安定する食材をとりましょう。
ひとつは白米、玄米、小麦、とうもろこし、雑穀など、
交感神経にも副交感神経にも偏らない中間の食べ物をしっかりとることです。
また、辛味など刺激のあるものを食べることで副交感神経を優位にしましょう。
ストレスにいい辛味では、乾燥した地域でとれる唐辛子より、ショウガ、わさび、和がらし、
辛味大根など和風の辛味のほうが、湿度の高い日本の気候下では適しています。
体温が上がる鍋物がおすすめ
家族の病気やケガ、失業、受験の失敗、イジメなど大きなストレスを受けているときは、
体内にステロイドホルモンが出て体温が36度以下に下がった状態になります。
また代謝が下がり、
全身の免疫機能が抑制されて心身ともに病気を発症しやすい状況です。
つよいストレスを受け続けてうつ状態にならないためにも、
体温が上がる食事を意識してとるようにしましょう。
サトイモ、大根、長いも、ニラなどからだを温める食材を使った煮物や鍋物など、
汗が出るくらいの温かい食べ物がおすすめです。
血液サラサラになる食生活
血液がドロドロになると、高血圧、高血糖、動脈硬化を起こし、
心筋梗塞や脳血栓のリスクが高くなります。
血液のドロドロは血液が示す、免疫力の低下のサインだといわれます。
血液は免疫の主役の白血球と、栄養や酵素を運ぶ赤血球、血液を固めて傷口をふさぐ血小板でできてますが、血液中にこの血小板が増えると赤血球が固まりやすくなります。
血小板が増えるのは、白血球のなかのリンパ球と顆粒球が正常な比率ではなくなり、
顆粒球の割合が増えたときです。
増えた顆粒球で赤血球が破壊されて弾力を失い、
血小板を固まりやすくして、血液がドロドロになります。
また顆粒球が多いと、病気や老化の進行を早める活性酸素も酸性になりやすく、
血液の粘度に影響して血液をドロドロにします。
さらに体温も関係していて、36.5度以下の低体温になるとエネルギー不足になり、赤血球が細胞の外にナトリウムを出せなくなって、血液サラサラからドロドロへと変化していきます。
たとえば、二日酔いのように一晩の不摂生でも白血球に影響し活性酸素を増やし、
体温を下げるなどして血液ドロドロの状態がつくられます。
一過性の血液ドロドロをくり返せば慢性的なドロドロになって、動脈硬化などになり、
健康をむしばむことになります。
水分をたっぷりとる
一過性の血液ドロドロ状態から脱するには、
食事の前後や食間にたっぷりと水分をとりましょう。
水分をとって泌尿器を刺激して消化を促すことは、副交感神経の働きを活性化します。
このことは結果として、白血球のリンパ球を増やして顆粒球を減らします。
顆粒球が減れば血小板も減って、ドロドロになった血液状態が改善していきます。
食事の前後に水分を補給したり、また食事のたびにみそ汁やスープなど汁物をとることも血液ドロドロの解消に役立ちます。
食べすぎが血液ドロドロの原因にもなりますので、
食前に水分をたっぷり飲むことは、食べすぎも防ぐことができます。
温かい料理、発酵食品が効果的
血行がよくなるとからだが温まり、からだが温まったことで血行がよくなりますので、
食事では冷たい料理をさけて、温かい料理を意識してとるようにしましょう。
にんにく、ショウガ、長ねぎ、玉ねぎなどは揮発性の刺激成分で血行をよくしますので、
それらを使った温かい料理は血液ドロドロを防いで免疫力を高めます。
酢や梅干しなど、
すっぱくて排泄反射の高い食品も血流をよくして、血液サラサラに働きかけます。
また、発酵食品の味噌や納豆などもおすすめです。
これら大豆製品にふくまれるイソフラボンも、
赤血球のネバネバを抑え、血液をサラサラにする効果が大きいといわれています
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